夜叉説半偈

死を直視しようとすると、煩悩の権化のような私の精神ではどうにもならなくなり、そういう人が宗教に頼ろうとする心理は理解できます。
自分ではどうにもならないので、私も玄侑宗久さんに助けてもらうことに。

10数年前に玄侑宗久さんの本をスキャナーで読み込んでワードに落としたものが残っていたので、その一部を抜き出して pdf ファイルにしてみました。

「夜叉説半偈」という有名なお経に関する話です。
私は「禅的生活」だとばかり思っていましたがそれは勘違いで、「釈迦に説法」という本でした。
その一部です。

死ぬ間際にこのような心境になるのではないかということについて書いてあります。
なるほどと思うと同時にやはり恐ろしい。

死の間際に感じるのは

人生とはまどろみのような浅い夢を見ているようなものだった、少しだけ酔っ払っていたような感じだった、 しかし今後二度とそのようなことはない。そしてそれはそれでよい。

なんだか切ないですね。この感覚を肯定的に捉えるのはそう簡単ではありません。

若い頃は、テレビなどで臨終シーンを見ると家族や医師の側になって見ていたものですが、 最近は自分が死ぬシーンってこんな感じかもしれないと患者の側になって思うようになりました。

玄侑宗久さんの話はなるほどとは思うのですが、うつを治す力は今のところ無いようです。

(2020年4月17日)