自殺について

自殺願望というのは誰にでもあるようです。

自殺した人に対して多くの人が感じる「消極的な人」というのは、岸田秀によれば間違っていて、 心理学的には本当に「消極的な人」は自殺をすることもできないようです。

それはともかく、自分が死ぬのか助かるのかわからない宙ぶらりんの状態はとてもストレスが多く、 場合によってはガン宣告されて死ぬと宣告された方がかえって楽ではないかと思うこともあります。

自殺願望は誰にもあるとして、もちろん多くの人はそれを実行しないのですが、私も刃物で刺すのは痛そうだし、首を吊るのも苦しそうだし、 そもそもこんなこと考えている時点で自殺なんてするはずもありません。

私の父は、最後は毎日酒を大量に飲んで死んだのですが、これって一種の自殺ではないかと最近思うようになりました。
心理的に、私の母に完全に依存していた父は、母が亡くなった後はまるで抜け殻のようになってしまい、自分ではどうにもならなくなっていたんだろうと思います。

私も酒が好きのなので飲んだくれて死ぬのも悪くないと思ったのですが、緩徐な自殺で死ぬまでに相当の時間がかかりそうだし、 泥酔すると翌朝が辛いので無理ですね。

少なくとも、自殺する人は死ぬことを恐れていないわけで、そういう意味では夜叉説半偈の「寂滅為楽」(寂滅をもって楽と為す)の心境になっているのかもしれません。

寂滅為楽:死ぬのも悪くない

本当にそう思えたら、新型肺炎も怖くはなくなります。

(2020年4月26日)